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2012 02,10 21:03 |
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子を持つ親にとって、おそらく年金は気になる話題の1つだと思う。子供たちの世代では、世代間格差による過払いは数千万円に及ぶとか。過払いの中身が、将来もらえないということなのか、現役世代の支払いが多いということなのか、それともその両方なのか。いずれにしても、老人を養うために金銭的な生活水準が落ちることを意味しているのは間違いないだろう。
不幸なのは、彼らは贅沢な生活を知っているということだと思う。高度成長期以前の世代は、何もない環境からスタートし、だんだん生活水準が上がっていったが、今度は違う。人は贅沢には簡単に適応できるが、質素になることにはなかなか適応できないものだ。 確かに生産性は向上したが、欧州に比べれば物を欲しがる国民性、資源産出国(労働力も含む)の経済成長、日本がもはや小国の1つでないと認識されている(円レートの見直し)により、世界の中では相対的に裕福でなくなっていることに気がつかなくてはいけないと思う。これまでと同じスピードで生活水準の向上を望むならば、より多くの労力を技術やサービスの革新に充てなければならない。医療や介護により多くの労力を割けば、生活水準向上のスピードが鈍っていく。 両立する方法はただ1つで、子供の数を増やすことしかない。 つまり。 これまでどおりの生活水準の向上を望み続ける限り、年金対策と少子化対策は表裏一体なのである。 かなり乱暴な意見かもしれないけれど、政府には年金は積み立てたものを返してもらうという構造は破綻していると宣言して欲しい。自分が積み立てたものではなく、現役世代によって生かされているのだと。 そうであれば、子育てに投資した人に、多くの年金が戻る仕組みにするべきである。多くの兄弟を貧乏になることを承知の上で育て上げた親こそ、たくさんの年金を受け取る権利があると思う。そうでなければ、公平でない。そうなって初めて、子供は自分で育てないけど、社会として子育てに貢献したいという意見が出てくるのだと思う。他人として子育てに貢献すれば、間違いなく自分の子供が欲しくなる人が増える。親として、自分の子供が育つ姿を見ることほど、楽しいことはない。そんなことは、子を持つ親なら誰でも知っている。 子供を持たないと損だ、と思える社会に、早くなればよいと思う。 これは極論だが、子を産み育てることが、種の存続には不可欠で、子育てをしなくなった種は滅ぶしかない。ちょっとだけ、その縮図を見ているような気がした。 年取った人と若い人が、少ないパイを取り合って争う姿は、見たくないですね。 PR |
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